2025/11/10 17:58
気持ちの切り替え、どうしてる?
気分が沈んだり、なんとなくモヤモヤする日ってありますよね。
そんなとき、みなさんはどうやって気持ちを切り替えていますか?
深呼吸や体を動かしたり、軽く掃除をしたり、好きな音楽をかけたり…。
最近私がしているのが、「アラブのお香を焚きながら心を整える」。
火をつけて香りを漂わせる…その一連の動きが、気持ちを切り替えて整えるスイッチになるんです。
心が整う、アラブのお香の焚き方
アラブのお香を焚くには、ちょっとした準備や作業が必要です。
その動作に集中することが、大事なポイント。
ここでは、私が日々実践している「心が整うお香の焚き方」をご紹介します!
① 香炉と香炭を準備する
まずは、香炉と香炭を用意します。
香炭に火をつけ、赤く熾るまで少し待ちましょう。
香炭はしっかりと火を入れて、炭全体が白っぽくなるまでが目安です。
この間の静けさも、心を整える時間の始まりです。
炭がしっかりと熾ったら、香炉にセットして準備完了。
② その日の気分に合うお香を選ぶ
次に、今日の気分に合うお香を選びます。
甘く穏やかな香り、ウッディで深みのある香り…
香りの方向性を感じながら、直感で選ぶのがおすすめです。
香炭に載せる前に、そっと香りを嗅いでみてください。
そのときの自分の心に「心地いい」と感じる香りが、いま必要な香りです。
③ 香炭にお香をのせる
炭の上に、お香をゆっくりとのせます。
じんわりと熱がお香に伝わり、煙とともに香りが広がっていきます。
最初に立ちのぼる香りと、しばらくたってからの香りの変化はありますか?
香りはどんな印象でしょうか?
香りの変化や伝わる印象も味わうことで、「今この瞬間」を味わうことができます。
④ 香りと煙の変化を味わう
煙の動きや香りの変化を、ただ眺める。
規則的でない煙のゆらぎには、
心の緊張をゆるめる“癒しのリズム”があるといわれています。
ゆらゆらと立ち上る煙を眺めていると、不思議と心が落ち着いてきます。
香りに香ばしさが混ざってきたら、そのタイミングで炭からおろします。

香りに包まれて、心を整える
お香を焚くひとときは、
香り・作業・視覚のすべてで五感を満たす時間。
目の前の香りに集中しているうちに、
頭の中の雑念が静まり、心の輪郭が整っていきます。
アラブのお香は、香りの深さも変化も豊か。
一連の動作一つ一つを丁寧に行って、心を整えていきましょう!
こちらも参考に
なぜアラブのお香が「気持ちの切り替え」におすすめなの?
心が整うお香の時間。これにはこんな理由があるんです。
1. 程よい「作業」に没頭できる
香炉を準備し、香炭を熾し、香りを選ぶ。
この一連の流れには、ちょうどよい集中が生まれます。
手を動かしながら香りや温度を感じることで、
意識が「今、この瞬間」に向くのです。
香りを焦がさないようにタイミングを見計らう…
その小さな緊張と集中が、心のリセットにつながります。
2. 香りが脳に直接働きかける
「香り(嗅覚)」は、五感の中で唯一、
感情や記憶をつかさどる脳の部分(大脳辺縁系)に直接届くといわれています。
だからこそ、香りには気分を瞬時に変える力があるのです。
アラブのお香は、天然の香木や樹脂、オイルを調合した深みのある香り。
その香りは焚き始めから、時間とともに変化していきます。
グラデーションを感じる時間が、
心をやさしく落ち着かせてくれるのです。
3. 視覚的な「ゆらぎ」が心を整える
お香の煙の動きには、科学的にも“癒しのリズム”があるとされています。
キャンドルの炎や波の音と同じように、
不規則でやわらかなリズムが自律神経を整える働きを持ちます。
煙の漂いを眺めながら、ゆっくりと深呼吸。
それだけで、心が静まり、「整う感覚」に包まれます。
アラブのお香で「気持ちを整える」時間を!
アラブのお香(バフール)を焚く時間は、
香りに包まれながら心を整える、小さな“儀式”のようなもの。
香り・作業・視覚――
そのすべてが合わさることで、深いリセットの時間が生まれます。
お香は特別な日のためだけではなく、
気持ちを整えたい朝や、疲れた夜にもおすすめです。
From The GULFでは、
そんなアラブの香り文化を日常に取り入れる暮らしを提案しています。
心が少し疲れたときは、
ぜひアラブのお香で“気持ちのリセット”を試してみてください!
